パターには様々な形状がある。
どの形状のパターが自分に適しているのだろうか。
よく言われていることを含め、再検証してみる。
パターの形状とパッティングスタイルとの関係
パターの形状はいろいろあるが、大きく2つに分けるとするならば、ネオマレットタイプとピンタイプになる。
その違いは、ネオマレットは、ヘッドの動きをパターに任せ、オートマチックに動かすというもの。
ピンタイプは、パターに任せるのではなく、自身のパッティングによってヘッドを操作するというものだ。
パッティング、というものをどう捉えるかにより、どちらのパターが適しているかが決まる。
パッティングをスイングの延長、と捉えるならピンタイプ。
パッティングはスイングとは別、と捉えるならネオマレットタイプになるのだろう。
一つの考え方として、ゴルフスイングはすべて背骨中心の軸回転、と考えるならば、パッティングもスイングの一部ということになる。
パッティングを大きくしたものがアプローチであり、アプローチを大きくしたものがハーフショットであり、ハーフショットを大きくしたものがフルショット、という考えかただ。
アマチュアの場合、練習時間が少ないこともあり、いろいろな動作を覚えるのは難しい。
であれば、なるべく一つの動作を習得し、それを応用するほうが理にかなっていると言える。
適したパターとは
となると、適したパターのタイプはピンタイプ、もしくは小さめのマレットタイプということになる。
また、シャフトがセンターについているものと、ヒールについているものがあるが、ヒールについているものがより通常のクラブに近い形状ということになる。
ちなみに、松山英樹選手のパターは、スコッティキャメロンであり、まさにこの形状だ。
スイングは一つのほうがシンプルだ。
ゆえに、パターもスイングの一つと考えるほうが、単純だ。
一つのことを極めれば、パター、ウエッジ、ショートアイアン、ロングアイアン、FW、ドライバーと、すべてに同じ理論が適用できるからだ。
クラブとスイングの大きさが変わるだけで、基本は同じ。
すべて、背骨中心の軸回転。
適したパターの形状を選ぶ上での一つの考え方だ。